貴様は眼鏡を甘く見た

人生ってSF。

2016年05月の記事

歩く

昨晩は子と二人で外食へ出かけた。
家から近い和食ファミレスだったので徒歩で向かった。
子は前日に叔母夫婦もらったふりふりのワンピースを笑顔で振り回しながら歩いていた。
そのせいでとにかく歩くのが遅かった。
僕が気をつけてゆっくり歩いてもいつのまにか10mぐらい後ろにいた。
急ぐ理由もなかったのでたびたび立ち止まりながら向かった。

思い起こせば短大時代はよく歩いた。
京都は電車に乗れば目的地付近まではすぐ行けた。
しかしそこからは徒歩。
河原町商店街付近は右往左往に様々な店が点在しているので歩くだけで半日が潰れた。
帰りの電車に乗る時はとにかく座れるように、
目をぎらつかせて降りる人が立ち上がる瞬間を駅のホームから見つめていた。

しかし地元に帰ると状況は一変。
交通手段の優先順位をつけると
車、自転車、徒歩、汽車(電車)。
徒歩五分をうちのタントは駆け抜ける。
田舎はとにかく車が必要、というより、道は混まない、汽車は1時間に1本、
徒歩で見る景色はいつまで経っても変わらず、自転車は一人乗り。
結果車に乗る。
嫁は都会人で、もちろん地元にいる時は電車、徒歩、自転車が主な交通手段。
しかしやはりこちらへ来て、車が使える時は車、という感じになった。

普段車に乗っているからか、子供の速度に合わせているからか、
やけにファミレスまでが遠く感じた。
ただ前述のように急いでもないのでそれでも良かった。
この世に生まれ落ちて四半世紀、腹周りが気になり始めた。
毎年いく会社の健康診断の問診票に
「どれぐらい運動しますか」
という項目があり、毎回「1日30分未満」にチェックを入れる。
医者には「酒を減らせ、タバコをやめろ、運動しろ、30代で死にたいのか」と脅される。
別の社員が健康診断を受けてその医者と言い争いになったらしく
「あいつはヤブだ!」と息を荒げていたので
僕もそう思うようにしながら酒を飲んでいる。
健康診断明けの酒は美味い。

15分ほど歩いてファミレスに着き、
夕食と生ビールを頂き帰路につく。
帰りの道中、子供が
「1、2、3、4、5、6、7、8、9、10!」
とその場で小ジャンプを繰り返しながら早口で数え、それから10m進み、また小ジャンプして数えるをやり始めた。
意味が分からず何をしているのか聞くと
「ダイエット!」
と笑顔で言われた。
親父はまだお前には必要ないと諭した。
お前の隣にそれが必要な人間はいるらしいが、
いかんせんジョッキ1杯の妙薬が
地面と足の裏をくっつけていた。
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